エクスペリエンス
エンタープライズと人々やその生活との相互作用を通じ生じるインパクト
人々はエンタープライズを、プロダクト、場所 (現実および仮想) 、従業員、メッセージ、ウェブサイトといった具体的な姿を通してのみ見たり反応したりすることができます。このような相互作用は、人々が活動し、願望を追求する際のエクスペリエンスの一部です。エクスペリエンス・ファセットは、これらの具体的な発現を人々が経験する空間としてエンタープライズを定義します。人々はエンタープライズが約束したことと、実際に提供したものによる実体験とを比較します。彼らにとって重要なのは、物事が内部でどのように機能するかではなく、エンタープライズとの相互作用が彼らの生活、仕事の遂行、幸福、精神状態に与えるインパクトなのです。
エクスペリエンス・ファセットの具体例
あるエクスペリエンスは…
- オフィス・スペースと一連の社内ツールをデザインし、従業員のワーク・エクスペリエンスにインパクトを与える。
- パブリック・スペース (来客スペース、店舗、会議室など) で、そのエンタープライズを訪れる人々のエクスペリエンスにインパクトを与える。
- 顧客のユーザー・エクスペリエンスの一部となる、顧客のタスクを支援する製品を販売する。
- 顧客体験に影響を与える製品やサービスのサポートを提供する。
エクスペリエンス・ファセットの活用法
- 人々の視点からエンタープライズを理解し、彼らのエクスペリエンスを探求しデザインする。
- 人々がどのようにプロダクトを使用し、その結果どのようなエクスペリエンスが得られるかを考慮し、より良いプロダクトをデザインする。
- ニーズを認識してから、プロダクトやサービスを利用しニーズを満たすまでのカスタマージャーニー全体をサポートする。
- 従業員のニーズと期待に対応することで、従業員のワーク・エクスペリエンスを改善する。
- ブランドをその対象となるすべての人々のエクスペリエンスの観点から観察する。
エクスペリエンス・ファセットに含まれる要素
エクスペリエンスのバリエーション
- カスタマー・エクスペリエンス
- エンプロイー・エクスペリエンス
- あるプロダクトに関するユーザー・エクスペリエンス
- パートナー, 投資家、或いはそれらの候補のエクスペリエンス
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