ピープル (人々)
エンタープライズや製品を共同創造する個人
解説
ピープルは、アイデンティティ、モチベーションと意思、スキルと専門知識、バックグラウンド、ストーリー、そして個性を持つ個人です。彼らは志を抱き、世界に意味と目的を見出し、それを他の人々と分かち合う固有の能力を持っています。人々がエンタープライズで果たすロール (たとえば顧客、パートナー、オーナー) は、その関与が期待されるアクティビティに関連しています。
人間の弱みは予測不可能なこと、人間の強みは、特に予期せぬ状況における回復力です。自動化されたシステムは障害発生すればそれまでですが、人間はこれらの特性によって、破壊的な状況から優雅に回復し、失敗から学び、エンタープライズに新たな価値をもたらすことができます。
ピープルマップ

タグ付けによる分類を表しています。ステークホルダー・マップ、またはエコシステム・マップとも呼ばれます。
ピープル要素の具体例
- ある製造業は、一般家庭向けの商品を製造しており、投資家やサプライヤーに依存している。
- オープンソースのソフトウェア会社は、何千人もの独立した開発者とリモートで仕事をしている。
- NGOがボランティアと協力してキャンペーンを展開し、世界中の国会議員に自分たちの主張を訴える。
- あるスタートアップは、デジタル・プラットフォーム上で買い手と売り手をつなぐツーサイド・マーケットプレースを運営している。
- ある医学研究所は、医師、科学者、研究参加者と協力して研究を行っている。
要素の活用例
- アイデンティティの特定によって、人々がある役割を果たす理由を理解する。
- エンタープライズ・デザインの様々な部分における人々のオーナーシップと影響力を理解する。
- あるケイパビリティを実現するために必要なバックグラウンドを持つ人々を特定する。
- 潜在顧客を特定し、そのアイデンティティの分析により新しいプロダクトをデザインする。
- 将来のパートナーを特定し、そのアイデンティティについて説明する。
他の要素とのつながり
- 人々はアクティビティを実行する
- 人々はオブジェクトを使用する
- 人々はアウトカムを達成する
- 人々はパーパスを追求する
- 人々はケイパビリティを共に創造する
- 人々はタスクをやり遂げる
- 人々はオーガニゼーションの中で協力する
- 人々はプロダクトを使用する
- 人々はブランドを認識する
ラベルの推奨例
- 従業員、顧客、、パートナー、、投資家、、規制当局 (タグ)
- エンゲージメント・レベル (メトリクス)
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